瓶に花をさす事いにしへよりあるとはきゝ侍れど(はべれど),
それはうつくしき花をのみ賞して,
草木の風興をもわきまへず,
只さし生たる計なり。
この一流は野山水辺おのづからなる姿を居上にあらはし、
花葉をかざり、
よろしき面かげをもととし、
先祖さし初めより一道世にひろまりて、
都鄙のもてあそびとなれる也。
草の庵の徒然をも忘れやすると手ずさみに、
破瓶古枝を拾い立て、
是にむかひてつらつらおもへば、
盧山爽湘湖の風景もいたらざればのぞみがたく、
瓊樹瑤池の絶境もみみにふれて見る事稀也。
・・・たゞ小水尺樹をもつて江山数程の勝概(しようがい)をあらはし、
暫時頃刻の間に千変万化の佳境をもよおす。
さながら仙家の妙術ともいいつべし。
池坊經典《專應口傳》中,最常被引用的一段。
嘗試以自己的理解翻譯出來。
以下是我的亂譯
僅以小水尺樹便能呈現江山數程之勝概,
暫時頃刻之間聚集千變萬化之佳境。
真可謂仙家之妙術。
文章標籤
全站熱搜
留言列表